県道253号線に戻り、再び西を目指すこと約1Km。東北電力高瀬川発電所の入り口に着く。発電所入り口ににある案内板にはしかっりと古道川発電所までの距離が記されている。 写真の左奥には森林鉄道の遺構である「かんとう橋」が写っている。 |
高瀬川発電所の先、県道は一時高瀬川を離れ三程の沢沿いに西を目指すが、突然気が付いたように沢を渡り、再び高瀬川に沿て都路を目指すのである。
その分岐点こそが、標高400mをピークとする三程林道の入り口である。 写真は三程林道の起点から約2Kmの地点。茗荷沢林道の入り口である。(写真にマウスを乗せると拡大します。) 現在地 |
三程林道起点から約3km地点。楢林林道入り口に到着する。この先に前回最終地点とした木橋があり、今回の目的地の一つであり、次なる目標のスタート地点なのである。 |
いよいよ、未知の区間へのスタートである。標高400mのピークを目指し、約2kmの坂道を駆け上がるのである。 標高差は190m、平均勾配は7.6パーセントである。 |
道に沿っていた沢も、標高290mにある民家の脇を過ぎた所から、谷にその姿を隠し、道は谷を巻きながら高度を上げていく。 カーブミラーでセルフポート。スタンドを立てても後進するチャリを腰で押さえての撮影である。 |
前からも、後ろからも車1台来やしない。舗装された道を行くのは私一人である。 すでに、漕ぐ気力も体力も無く、チャリを押し続ける。 |
林の道の先に陽の差す風景が広がる。何かが待っている気がするのは何故だろう。 |
しかし、束の間の空はすぐに閉ざされ、道は木々の中へと入って行く。 |
丸囲んだ所をアップしてみると、ガードレールが、・・。まだ先は長いようである。 |
突然、道幅の広いカーブが出現する。 ピークは近い。そんな期待を抱かせる風景である。 |
道が平坦になった。 チャリを止め、カーブミラーの先を確認しに行く。 ・・・・・・。 道はこの先幾分下り始めているようである。 どうやら此処がピークであるらしい。 登りが終わったのである。もう、チャリを押さなくていいのである。 ホッ。 |
道の舗装が切れることはないようである。下りの道にチャリはグングン加速していく。 小さなカーブに神経を張りながら一気に降りていく。 ピークより1.5km。少し大きなゲートに慌ててブレーキを掛ける。 |
賑やかなゲートの向うには、本道と変わらぬ幅の砂利道が続いている。 屋敷林道である。私が林道にイメージしていたのはこの様な道だったのだが・・。 (写真にマウスを乗せると拡大します。) 現在地 |
屋敷林道入り口から今降りてきた道を振り返って撮影。 |
再び下降開始。道はやがて沢と出会い、沿うよう高度を下げていく。 |
渓流の名にふさわしいような沢の風情である。 実際、途中何人かの釣り人を目撃した。笹に通した釣果を下げた人もいた。 この道は彼らにとっては極普通の道のようである。 |
狭い道からいきなり広い場所に飛び出る。 14時37分。三程林道を抜けたようである。 ピークから下ること20分。 楽しい時間であった。 |
今降りてきた道を振り返り撮影。しばし、下りのスピードの余韻に浸りながら、近辺をウロウロする。 |
林道にそって下りて来た沢もここが終点で、請戸川に合流する。 それにしても、巨大な岩である。 |
ダムの放水路であろうか?水量はこの時期少ないようである。 |
トンネルが見える。それに、その上の屋根の掛かったような柱の建造物。 一体なんだろう。知りたい。 |
14時45分。帰路に着く。写真は請戸川を跨ぐ堰守橋である。 道はこの先、橋の下を潜り国道114号に合流するのである。 |